ビジネスローン


ビジネスローンとは

ビジネスローン、最近よく目にしたり、聞いたりしますが、どのようなローンかご存知でしょうか。
ビジネスローンとは、1言で言ってしまえば、中小企業向けの無担保事業者ローンの通称の事です。
従来、このビジネスローンは大手銀行が大手企業向けに融資していたものですが、バブルもはじけ、中小企業救済の為、大手が大企業だけでなく、中小企業にも融資を始めたのをきっかけに、大手・地方銀行双方がビジネスローンを取り扱うようになりました。

ビジネスローンの特徴

ビジネスローンの最大の特徴は、保証人や担保が要らないと言う事です。そのため、最大融資額は1000万円までと決められています。また、借入までの期間が1〜3日程度のスピード審査で、迅速な融資を受けられる代わり、金利は高めに設定されています。
審査内容に関しても、ビジネスローンは銀行の通常融資と比べ、その基準は低めに設定されている為、借り入れを行うにはビジネスローンは非常に柔軟なローンと言えます。
貸出期間は短期間で、1年以内の場合が多い事も特徴です。

ビジネスローンは、借入先が2つに分かれます。1つは銀行系。もう1つはノンバンク系です。
銀行系は金利が低めに抑えられている代わりに、審査がしっかりしていますが、ノンバンク系はその点、審査が簡略化されている代わりに、金利が高くなります。
また、ビジネスローンの返済期間は、ノンバンク系の方が、長めに設定されています。

下記にビジネスローンの銀行系(三菱UFJの場合)とノンバンクの比較をしていますのでご覧ください。
銀行系のビジネスローン
(三菱UFJの場合)
ノンバンク系のビジネスローン
金利 年2.35%〜年9.00%
各種金利優遇サービスあり
12.0%〜29.2%
審査 不明。「日数がかかります」と記載あり 即日〜数日
審査内容 ・業歴が2年以上で、確定した決算書2期分を提出可能なこと
かつ最新決算期において債務超過でないこと
(貸借対照表の「資本の部」または「純資産の部」がマイナス)
・申込時点において税金の未納がないこと
本人証明書と事業を証明できるものだけなど簡易
返済期間 1ヶ月〜3年以内 銀行系より長め
担保 原則無担保 原則無担保
保証 第三者保証不要
ただし、代表者の方1名の連帯保証が必要
第三者保証不要

さまざまなタイプのビジネスローン

ビジネスローンと言っても、様々なタイプがあり、主に下記5つが代表的なものでしょう。
・政府系の金融機関
・地方自治体
・銀行
・商工ローン
・消費者金融
この5つは、同じビジネスローンでありながらも、審査内容・金利・返済期間などまったく異なります。
事業運営上、設備投資やつなぎ資金、運転資金など、様々なケースで借り入れが必要となってきますが、どのタイプがもっとも適しているかは、貸し付け条件を良く調べてから申し込むのがいいでしょう。

ビジネスローンのブラックリスト

この言葉を聞いて「ドキッ」とする方も中にはいらっしゃると思います。
ブラックリストはビジネスローン、各種カード借入や消費者金融などでも、一度、載ってしまうと最低でも5〜7年は借金ができません。
クレジット会社には横のつながりがあり、ブラックリスト情報は共有されています。
この情報は主に、銀行系、信販・クレジットカード系、消費者金融系にわかれてデーター化されており、ビジネスローンなどの融資の申し込みがあった時など、「この人に融資して大丈夫か」と言う裏付けを取る為に確認されます。

ビジネスローン 三井住友銀行の場合

三井住友銀行のビジネスローンの名称は「ビジネスセレクトローン」です。
このビジネスローンを利用できる条件は
・業歴2年以上
・三井住友銀行のお取引窓口で取引が可能なエリアに所在していること
・最新決算期において、債務超過でないこと
・お申し込み時点で、税金の滞納がないこと
です。

その他、借入限度額が5000万円以内、借入期間が最長5年、利率は2.350%〜、担保不要、保証人は第三者保証不要(ただし、代表取締役全員の連帯保証が必要です)となっています。
上記の表で三菱UFJ銀行のビジネスローンを記載しましたが、大手銀行はビジネスローンに関しての利用条件や融資条件ががほぼ同じようですね。
大きな違いとしては、返済期間が三井住友銀行の場合、三菱UFJ銀行に比べ、さらに2年長い5年なので、短期返済が難しい場合は、三井住友銀行のビジネスローンをお勧めします。
その他、実際の借り入れに必要な書類があるので、まずはご相談してください。

ビジネスローンの審査

ビジネスローンの審査基準は、銀行やノンバンク系など、貸し付けを行う所によって違いはありますが、共通している重要な所は、下記の点だと思います。

資産状況・経営状況
大手銀行のビジネスローンは、基本、損益計算書に赤字がない事なのですが、ノンバンクのビジネスローンの場合は赤字でも貸付が可能です。しかし、その場合の条件は厳しく、業績や今後の見通しなどが重要なポイントとなってきます。貸借対照表の負債金額が特に重視されます。
その他、損益計算書や貸借対照表を見て、全体の業績バランスを見ます。

ビジネスローン 東京スター銀行の場合

東京スター銀行のビジネスローンの名称は「スタースモールビジネスローン」です。
このビジネスローンを利用できる条件は
・保証会社(プロミス株式会社)の保証が受けられる
・営業年数2年以上の事業を営んでいる個人事業主・中小企業経営者
・申込時年齢が満20歳以上満65歳以下である
です。

その他、対象エリアがあり、お住まいの地域によっては、申し込みが出来ない場合もあります。
担保、保証人が不要で、資金の使途は事業性資金に限ります。融資額は10万円単位で、10万円から500万円以下まで。利率は年12.5%(固定金利・保証料含む)、返済方法は元利均等返済のみ、融資期間は1年〜5年の1年刻みとなります。
銀行系のビジネスローンは、低金利が特徴ですが、東京スター銀行の場合は、金利が高く、融資額が低いが代表者が保証人とならなくてよいなど、ノンバンクのビジネスローンの借り入れ条件に似ています。

ビジネスローン JCBカードの場合

ビジネスローンって調べてみると、大手の銀行でも積極的に広告しているところと、大手なのにビジネスローンをやっていないところ、地方銀行でもかなり積極的なところなど、銀行によって様々なんですね。
銀行ではないですが、JCBカードでも「JCB firstloan+」と言うカードがあって、これは内容的にはビジネスローンと同様なのでご紹介します。
これは、申し込みをして、JCBよりカードが発行された時点で、ビジネスローン通常の申込みが完了となります。

申し込み対象は下記となります。
・申込み対象者は、20歳以上58歳以下で、カード申込み本人が企業に勤めており、毎月安定した収入のある事。(なので、個人事業主の方は不可となります。)
・現在の借入残高(車、家の借入は除く)が、年収の1/3を超えていない。

利用枠:50万〜500万円
融資利率:5.80〜17.80%
担保・保証人:不要

申し込みは、オンラインで出来るので、近くに都市銀、地方銀行等、ビジネスローンを扱っている所が無い方にはありがたいですね。ご興味があったら、JCB firstloan+入会ダイヤルでお問い合わせください。

ビジネスローン みずほ銀行の場合

みずほ銀行ほどの大手銀行なら、ビジネスローンぐらいあるだろうと思っていましたが、過去にはあったようですが、現在はビジネスローンと言われるものはありませんでした。
商品概要などは、ほぼ同じなのに、資金の用途は事業ビジネス性資金がダメなものが目につきますが、このみずほ銀行のものもそうです。 ビジネス用途は不可のように書いてありましたが下記にご紹介します。ご興味のある方は、みずほ銀行へ直接お問合わせください。

正式名称:みずほ銀行カードローン

利用条件
・契約時の年齢が満20歳以上満61歳未満
・安定かつ継続した収入がある
・保証会社(株式会社オリエントコーポレーション)の保証を受けられる

資金使途は制限なし。(ただし事業ビジネス性資金は利用出来ない)
利用極度額は、10万円、20万円、30万円、50万円、100万円、200万円、300万円、400万円、500万円中から選ぶことになっている。

借入金利
100万円未満 年14.0%
100万円 年12.0%
200万円 年9.0%
300万円 年7.0%
400万円 年6.0%
500万円 年5.0%

担保・保証人は不要。(保証会社である株式会社オリエントコーポレーションが審査のうえ保証することになっています)
手数料・保証料は不要。(ATMやキャッシュディスペンサーを利用する場合、手数料がかかる事があります)

ビジネスローン 新生銀行の場合

新生銀行は、「ノーローン」「アプラス」「新生プロパティファイナンス」と3つのグループ会社があり、ここが一手に取り扱っています。
ビジネスローンを含め不動産 担保ローン・銀行 事業融資では、新生プロパティファイナンス株式会社が一手に取り扱っています。中小企業・個人事業主向けのローンは、ビジネスローンの他に、個人事業主向け、新規開業があり、この3つは審査や貸付条件等がほぼ同じようです。

ビジネスローン等の融資条件
融資金額は300万円から1億円。
融資期間は原則1年〜25年で、返済回数は1回〜300回までとなっています
融資年率は年7.00%〜8.70%(新規開業については年6.0%〜7.8%です)。
事務手数料が融資金額の2.10%〜3.15%(税込)かかります。(但し税込で最低105,000円)
遅延損害金などは年20.00%かかり、返済方法は元利均等返済・元金均等返済のいづれかとなります。
保証人は原則不要。(但し、担保提供者は連帯保証人になること。法人の場合は代表者が連帯保証人になること。)
担保対象については南関東所在の不動産(名古屋・京阪神はご相談ください)とありますので、申し込みの際は確認をお願いします。

この条件だけ見ると、新生銀行のビジネスローンの融資額の範囲は、他の大手銀行よりも幅があり、その割に金利が安く、担保条件などは他の大手銀行とあまり変わらないので、一番いいように思えますが、新生銀行のビジネスローンではあっても、取り扱いはグループ会社の新生プロパティファイナンスになり、銀行から借り入れすると言うより、ノンバンクからお金を借りるような感覚になり、ちょっと躊躇しますね。

ビジネスローン 茨城県信用組合の場合

茨城県の方々にはお馴染みの金融機関、茨城県信用組合、略して「けんしん」では、ビジネスローン「中納言」と言う商品があります。
このビジネスローンは、オリックス株式会社の保証を受けるため、基本的に無担保・第三者保証人不要の商品です。
使い道は運転資金や設備投資と言った事業資金となり、法人・個人事業主が対象となります。

ビジネスローン等の融資条件
融資額は、法人は100万円以上3,000万円以内、個人事業者は100万円以上2,000万円以内。
融資期間は、1年以上5年以内、肝心の融資利率は年1.75% 〜 6.80%です。
担保は原則不要、保証人については法人は代表者、個人事業者の場合は原則不要です。

ビジネスローンでは融資期間は若干短いものの、融資利率は1.75% 〜 6.80%と、かなり好条件だと思います。